| フォトグラファー | オイさん |
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| プロフィール | ある夏の富士登山をきっかけに富士山の魅力に取り憑かれ、2011年から本格的に富士山の撮影を開始する。 天候や自然現象を予測し、大自然の中にある富士山の表情を捉える撮影が持ち味。 南アルプスの高山をはじめ、厳しい環境の中にも積極的に身を置き、二度と訪れない一瞬の表情を追い求めて撮影を続けている。 |
| オフィシャルサイト | http://fujisantotomoni.jp |
人の手がほとんど入っていないこの地には、踏み入るだけでも一苦労である。
標高が3000mを超える山々が連なるその稜線に立つと、日本一の富士ともその目線を同じくすることができる。
この日、空一面に広がった雲海は足元にも迫ろうとしていた。
朝日が昇ってあたりが光に包まれると、自分がどこで何をしているかも分からなくなった。
（南アルプス千枚岳より）
冬場になると、ちょうど山頂付近へと月が沈んでいくのを見られるタイミングがある。
この朝は、満月が稜線に掛かった頃、山頂が朝陽に色づき始めた。
（御殿場市より）
ちょうどの真西の斜面に刻まれた「大沢崩れ」は富士山の最大の浸食谷で、現在も崩壊が続いているという。
覗き込むようにして近づくと、富士山の大胆かつ繊細な表情が手に取るように見えてくる。
知れば知るほどこの山には魅せられてしまうのであった。
（富士宮市上空より）
※作品写真の著作権は各カメラマンに帰属します。
